12月25日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 64』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-57.5kg・-63kg・-65kgの3階級における3大タイトルマッチをトリプルメインイベントとして開催することが発表された。
まずはDEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ、DEEP☆KICK-65kg第3代王者の木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)に挑戦者決定トーナメントを2連続KOで制した竹内皇貴(チームドラゴン)が挑む。この2人は9月「DEEP☆KICK 63」でのトーナメント決勝後、勝利した竹内のマイク後に木村がリングに上がりマイクで挑発、フェイストゥーフェイス撮影の時には互いに頭を押し付けあわや乱闘騒ぎとなる寸前に。早くもバチバチと火花を散らしている。
木村は昨年11月に中澤友(ビンチェレあべの)との王座決定戦を制し新王者に輝いた22歳。リングネームや試合でのいかつい風貌、コメントなどはアングラ感漂う選手だが試合となると一変、基本に忠実でクレバーな好選手へと変貌する。王者となった後はRISEに出場すると2月「RISE FIGHT CLUB」で山口侑馬(道化倶楽部)とのOFGマッチ、5月「RISE158」で麻火佑太郎(PHOENIX)、両試合共に勝利しキャラも実力も世間に広めている。7月「RISE160」ではDEEP☆KICK-65kg王者のKENTA (HAYATO GYM)とのDEEP☆KICK王者対決が行われると判定2-0で惜敗、連勝をストップしている。復帰戦であり初防衛戦となる今回、木村は「調子乗ってるおっさんを血祭りにあげて恐怖のトラウマをプレゼント」と語る、血に飢えた地獄の番犬に要注意だ。
対する竹内はプロ24戦15勝9敗5KOを誇るベテラン選手で「不退王」とも呼ばれるほど強いプレッシャーと強力な足技が魅力的な選手。前述した今年7月から始まったDEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメントでは準決勝、中澤友(ビンチェレあべの)には飛び膝で3RTKO、決勝のこちらもKOで上がってきた慎太郎(NJKFteamBonds)には近い距離での左膝で2RKOと威力抜群の膝をいかんなく発揮しタイトルマッチ権を獲得した。現在2連続KOに加え5勝中と波に乗っており、自身初のタイトルを目前にした竹内は「あのクソガキぶっ飛ばせれば何でもいいんですけど、東京にベルト持って帰らせて貰います」と強気のコメント、3連続KOで初タイトルを東京に持ち帰ることが出来るか。
SNS上でも互いを「おっさん」や「犬っころ」などと罵倒しながらも、試合となれば最たる技術を持つ実力者同士の1戦、ただ今回はその実力者たちの怖い一面が垣間見える激闘になるのかもしれない。木村が隙のない地獄技でリングを血に染めるのか、竹内の鋭く唸る膝が三度突き刺さるのか、互いに恐怖など微塵もなく相手を倒すことしか頭にない、だからこそ両者が向かい合う瞬間が待ち遠しくてならない。
続くはDEEP☆KICK-63kgタイトルマッチとして今年3月に涙の王者戴冠を果たしたKENTA (HAYATO GYM)と挑戦者決定戦の激戦を勝ち抜いた足利也真登(FightClubRush)が対戦。
KENTAはRISEを主戦場に戦う実力者で、威力の高い蹴り技に目が行きやすいが3R通して全くペースダウンしないスタミナやガッツにも注目してほしいファイターだ。DEEP☆KICKでは当時-63kg王者の山畑雄摩(NJKF心将塾)とのワンマッチに勝利すると、その後返上されたベルトを懸けた王座決定戦を大石健作(TEPPEN GYM)と競い見事勝利、DEEP☆KICK-63kg第4代王者のイスに座った。7月「RISE160」では上記にも記載した木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)とのDEEP☆KICK王者対決を制すなど現在4連勝を飾っている。初防衛戦に向けKENTAは「ド派手に会場盛り上げて勝ちます、皆さまお楽しみに!」と気負いは一切なし、プロ20戦16勝3敗1分6KOと波に乗るKENTAが勢いそのままに初防衛を狙う。
対するはこちらもド派手なファイターの足利。現在36歳、関西のリングを主戦場にプロ戦績は37戦21勝15敗1分11KOを誇り、見どころは何といっても勝ちも負けもド派手に魅せるファイトスタイルだろう。4年ぶりのDEEP☆KICKへの出場となった7月、挑戦者決定戦では名門・OISHI GYM期待の新鋭である奥山雅仁(OISHI GYM)と対戦、多彩な奥山の攻めに対し足利は持ち前のハードパンチと圧力を駆使し見事2-1で接戦をものにし今回のタイトルマッチ挑戦権を掴み取った。初代S-1ミドル級王者でもあり今回は2本目のベルトへの挑戦となる足利は「36歳挑戦者、ぶっ飛ばします」と簡潔ながらも決意を感じる1言を発した。ベテランの味も兼ね備えた激闘型ファイターの拳はベルトに届くのか。
互いに30代ながらも衰えなど感じさせない実力に加え何よりも気迫のこもったファイトが魅力的な両選手。豪快な蹴りのKENTAとハードパンチャーの足利という1戦だが楽しみにしたいのは気持ちのぶつかり合いだろう。果たして、ド派手に相手を散らすのはどちらだ?!
3つ目最後の発表カードはDEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチ、3月に防衛成功し次が正規王者として2度目の防衛戦となる宮崎就斗(TARGET)の首を挑戦者決定トーナメントの激戦を制した高校生ファイター・KING龍蔵(ROYAL KINGS)が狙う。
宮崎はプロ44戦25勝19敗2分8KOというキック界屈指のベテランであり、オフェンス・ディフェンス共に高次元な技術を要する確かな実力者。DEEP☆KICKでは昨年1月に暫定王者から正規王者となると3月には正規王者として初の防衛戦を麻太郎(NJKF健心塾)と行い、2Rに左ストレートやミドルで3度のダウンを奪いTKO勝利で初防衛を成功させた。9月には「SHOOT BOXING 2022 act.4」に出場、山田彪太朗(シーザージム)と対戦すると2Rには左フックでダウンを奪うもその後山田のラッシュにレフェリーストップ、無念の逆転TKO負けとなってしまう。復帰戦の今回、宮崎は「1Rで倒します」と早々でのKO宣言、2度目となる防衛戦も圧倒的な実力を見せつけられるか。
対する龍蔵は現在18歳の現役高校生、持ち前の技術も高いがその技術を圧倒的に支え飛躍させる根性の強さが魅力的な選手。6月から始まった挑戦者決定トーナメントには元々選ばれておらず、麻太郎の負傷欠場でのリザーバーとして出場を果たすと準決勝では濱田祐生(山口道場)を相手にダウンを奪い判定勝ち、決勝では藤井海人(EXARES)との延長にもつれ込む激戦を制し見事、リザーバーながらもトーナメントの頂点に立ち今回の挑戦権を獲得している。デビューから僅か2年で到達したタイトルマッチに龍蔵は「ベルト奪い取ってクリスマスプレゼントに引導を渡してやります(^^)」と高校生らしくも大胆不敵なコメントを残した。果たして、高校生チャンピオンの誕生となるか。
プロ戦績40戦を超える宮崎とデビュー2年の龍蔵の1戦はまさにベテランvsルーキー、より厚みを増している宮崎の技術と若さと根性で突っ走る龍蔵の力のぶつかり合いとなる。年内2度の防衛を宮崎が達成するのか、龍蔵が勢いそのままに王者のイスに座るのか、ベテランとルーキーの互いの意地を懸けた激戦を楽しみにしてほしい。
12月25日のクリスマスに開催される豪華3大タイトルマッチ、トリプルメインイベント3試合が決定。どの試合も見どころが多く注目度も高い、それを裏付けるように早くもチケットは残りあと僅か。DEEP☆KICKが打ち出す2022年最後の興行に注目してほしい。
〈対戦カード〉
▼DEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ 3分3R
木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)
竹内皇貴(チームドラゴン)
▼DEEP☆KICK-63kgタイトルマッチ 3分3R
KENTA (HAYATO GYM)
足利也真登(FightClubRush)
▼DEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチ 3分3R
宮崎就斗(TARGET)
KING龍蔵(ROYAL KINGS)
◎DEEP☆KICK 64
2022年12月25日(日)
泉大津市・テクスピア大阪
OPEN 12:15 / START 12:45
〈会場アクセス〉
〒595-0025 大阪府泉大津市旭町22-45
〈チケット〉
VIP席(指定席) -完売-
S席(指定席) -完売-
1階A席(指定席) -完売-
2階A席(指定席) -完売-
スタンディング ¥5,000 ※残り僅か
※当日券は¥1,000UP
〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
または出場選手および所属ジム
〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
https://www.deep-kick.com
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