12月8日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われる年内最後の大会となる『DEEP☆KICK 72』の追加カードとして、DEEP☆KICK-63kg第7代王座決定トーナメントの決勝戦の開催など全7試合のカードが追加発表、試合順が決定した。
まずはDEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント決勝、先日10月27日「DEEP☆KICK ZERO 16/17」に行われた準決勝を共に勝ち抜いてきた吉岡龍輝(及川道場)と龍翔(BLACK☆Jr)が第7代王者のベルトを懸け激突する。
吉岡はプロ戦績は10戦6勝4敗3KO、RISEではライト級6位にランクインしており空手をバックボーンにStand Up King of Rookie 2022 -63kg級優勝のタイトルを持つRISEランカー。10月に行われた準決勝ではDEEP☆KICKランカーとして2度の王座戦に出場経験のある竹内皇貴(チームドラゴン)と対戦、1R序盤から鋭く威力のある左ストレートで早々にダウンを奪うと、後に2のダウンを奪い1R2分25秒でTKO勝利を収めている。その試合後には「大陸(第2代RISEフライ級王者の数島大陸(及川道場))のストレートは"神の左"とか言われてますけど、僕の左は大陸のとは違って一発でスパンと切り落とすような"魔の左"ですかね」と答えており自身の左ストレートは自慢の武器と語った。果たして、決勝戦でも"魔の左"を炸裂させベルト奪取となるか。
対するは龍翔、プロ戦績は10戦7勝2敗1分2KOを誇りBLACK☆Jr TATSUTOGYMの代表、高い技術を武器に勝ち星を積み上げてきた確かな実力者。2020年3月に第8代RISEバンタム級王者の大﨑孔稀(OISHI GYM)にプロ初敗北を喫した後、体調不良や計量オーバーが重なり約2年半ぶりのリングとなった10月の準決勝、当時直近まで共に練習をしていた三宅祐弥(HackerGYM)と対戦。試合は1Rからカーフキックを軸にヒットさせていきダメージを蓄積させると2Rにはカーフキックを軸にこちらも3度ダウンを奪い2R2分34秒でTKO勝利、久方ぶりの出場となった試合でも確かな実力を見せつけた。そして来る決勝戦、ここでベルトを腰に巻き復活の狼煙を上げることが出来るか。
互いに準決勝で3度ダウンを奪いTKO勝利し決勝に進んできているだけに流れはバッチリ。そして来る決勝戦に向け龍翔は「綺麗なサウスポーの選手ですけど、正直あのパンチ・ストレートは僕には当たらないですね。次も作戦通りバチっと倒せるかなと思いますし、僕にとっては美味しいトーナメントです。なんでタイトルマッチとか気負わずシンプルに勝ちに行きます」と余裕のコメントを残すと、吉岡は「プロとしての意識も前々違いますし、前の試合でこの4人の中で僕が頭一つ抜けてると分かって貰えたかなと思います。次の決勝とらな意味ないので、ここでしっかりと形になるものを取りに行きます。あと僕のストレートは当たらないとか言ってるらしいので、決勝戦も左ストレートで倒したろかなと思います。あとはプロはお客さん喜ばしてなんぼなので、次の12月もしっかり盛り上げます」とこちらも余裕のあるコメントを残した。果たして、龍翔が技術と作戦で試合を支配するのか、吉岡が"魔の左"で再び相手をリングに這わせるのか、DEEP☆KICK-63kg第7代王者に輝くのはどちらだ?!
また追加カード、ダブルセミファイナル2試合では女子ワンマッチと-65kgのワンマッチが発表。まずはDEEP☆KICK-46kg契約では日韓戦、RISE QUEENアトム級6位の百花(魁塾)と韓国からの刺客であるチャ・ミンジュ(大邱玄風ソルボンジム)が対戦する。
百花はプロ戦績48戦23勝22敗3分1KO、元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・元JEWELSキック47kgワンデイトーナメント王者などのタイトルを持つベテラン選手。2010年12月「DEEP☆KICK 5」にてプロデビューを果たすと2012年5月には「女子総合格闘技ジュエルス19th RING 大阪大会」で行われたDEEP☆KICK Presents JEWELSキックルール 47kg 1dayトーナメントを優勝、初タイトル獲得を果たすと2017年9月「DUEL.11」では当時王者のC-CHAN(TEAM GONJI)とのミネルヴァ アトム級タイトルマッチを行い判定勝利、ベルトを奪取しNJKFミネルヴァ日本アトム級王者に輝いている。その後はRISEを主戦場に"浪速のいてまえクイーン"として活躍、2023年は2戦2勝を飾るも2024年は2月「RISE176」で小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)、8月「RISE181」では奥村琉奈(OISHI GYM)に連敗と中々2024年は勢いが乗らなかった。しかし2024年最後にもう1試合が決まった百花、ここで勝利し2025年への勢いづけとなるか。
対するはチャ・ミンジュ、プロ戦績は16戦9勝7敗でニックネームは"メデューサ"と情報はこれだけ、何とも不気味な相手だ。果たして百花が復帰戦で勝利を飾るか、チャ・ミンジュがメデューサと呼ばれる所以を見せつけるのか、DEEP☆KICKでも更に力と熱が入ってきた女子キックボクシングの日韓戦にも期待してほしい。
続くはDEEP☆KICK-65kg契約のワンマッチ、同級3位の石田迅(LEGEND GYM)と九州を中心に活躍している財津大樹(TEAM BEYOND)が激突する。
石田はDEEP☆KICK-65kg第4代王者の経歴がありプロ戦績は11戦6勝5敗5KO、戦績が示す通り強力なパンチを武器に勝ちも負けもほとんどの試合が早々のKO決着というDEEP☆KICKきっての喧嘩屋。昨年4月より始まった当時王者決定トーナメントでは準決勝でラーテル湧人(契明ジム)から2RKO勝利、決勝戦では田邉雅弥(Blaze)を相手に1R1分29秒でKO勝利と連続KO勝利で-65kg第4代王者に輝いた。しかし4月の初防衛戦では和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM)、8月には当日、メインイベントで王座決定戦に出場する吉瀧光とバチバチの殴り合いを披露するも2試合続けて1RTKO負け、連敗が続いてしまう。勝ちも負けも早々のKO劇を披露しどの試合も最高に盛り上げる、しかし中々結果が伴ってこない石田。そして迎える今回、会場を盛り上げるだけじゃない、今回の勝利で再び王座返り咲きへの道を切り開くか。
対するは財津、プロ戦績は14戦6勝8敗を誇り元BEAST Sライト級王者、第4代PRINCE REVOLUTION-67Kg王者とベルト2本の戴冠歴のある実力者。DEEP☆KICKには2度参戦を果たすも2戦2敗とDEEP☆KICKの地ではまだ勝ち星に恵まれていない。しかし2月、BEAST Sライト級暫定王者に輝くと6月「PRINCE REVOLUTION SURVIVAL」では剛基(PRINCE KC)との王座決定戦を制し第4代PRINCE REVOLUTION-67Kg王者に輝く。そして7月「BEAST PRESENTS 青龍杯II」ではマサカネ カズキ(ハーデスワークアウトジム)とのタイトルマッチ、延長にもつれ込む激戦を制し正規王者に輝くなど6月と7月でベルト2本奪取、現在絶好調だ。そして8月にはベルト2本を返上、「もっと強い奴に挑戦していく」とSNSに残し次の舞台への挑戦を始めるも、11月「KPKB vol.21」にて優斗(K–1GYM SAGAMIONO–KREST)を相手に無念の1RKO負け、今回が復帰戦となる。果たして次はDEEP☆KICKの地でベルト挑戦の道を切り開けるか。
両者は対戦が決まる前からSNSで舌戦を繰り広げた経歴があり、対戦が決まってからもその舌戦は続いている。そしてようやく迎える対面の時、舌戦では決着がつかないも殴り合いとなれば優劣はつくだろう。互いに各団体でベルト戴冠歴のある実力者同士、果たしてどちらが次の王座戦に向けてアピールできるか、1Rからよそ見厳禁だ。
他にも4カードが発表、DEEP☆KICK-53kg契約にてStand Up King of Rookie 2023 -53kg級優勝の経歴を持ちRISEスーパーフライ級8位にもランクインしている横山大翔(拳心會館) vs プロ戦績6戦3勝3敗1KOを誇り10月「NJKF 2024 west 4th」では初KO勝利を飾るなど勢いに乗るゆいら(NJKF健心塾)、
DEEP☆KICK-55kg契約にてその剛腕を武器にプロ戦績は3戦3勝2KOを誇る同級6位の駿希(BKジム) vs 10月「NJKF 2024 west 5th」にてプロ初勝利を飾り勢いのままに2戦目を狙う丹孔志狼(NJKF心将塾)、
DEEP☆KICK-68kg契約にて今回がプロデビュー戦となる増田拓英(BKジム) vs 7月にプロデビューを果たすも敗北とまずはプロ初勝利を狙う榎木友星(ビンチェレあべの)、
DEEP☆KICK-46kg契約の女子対決として今回がプロデビュー戦となる桃花・シンデレラ(山口道場) vs 10月「DEEP☆KICK ZERO 17」に緊急参戦が決まるも結果は惜しくもドロー、次こそはと燃えるSero(NJKF健心塾)の4戦が決定した。
また当初より発表されていたDEEP☆KICK-57.5kgワンマッチ、牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM) vs 嘉武士(NJKF健心塾)の1戦は当階級王者・啓斗(ALL-WIN GYM)への挑戦権を懸けたトーナメント準決勝に変更されることも重ねて発表された。
他にもアマチュアカード4試合も決定とこれでプロ12試合、アマチュア4試合と計16試合の対戦カードが決定した。また以前より発表している通り大会中には2023年12月に行われた『DEEP☆KICK 68』から2024年9月に行われた『DEEP☆KICK 71』までの12大会を1年として全8部門の年間表彰式を行う「DEEP☆KICK 2024 YEAR AWARDS」も行われるなど見どころも盛りだくさんだ。2024年最後の興行となる『DEEP☆KICK 72』、今年1年を締めくくる最高の激戦に期待してほしい。
試合順は下記の通りとなる。
〈対戦カード〉
▼ダブルメインイベント2
DEEP☆KICK-65kg王座決定戦 3分3R 延長1R
吉瀧光(KING LEO)
TETSU(月心会チーム侍)
▼ダブルメインイベント1
DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
吉岡龍輝(及川道場)
龍翔(BLACK☆Jr)
▼ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-46kg契約 2分3R
百花(魁塾)
チャ・ミンジュ(大邱玄風ソルボンジム)
▼ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R
石田迅(LEGEND GYM)
財津大樹(TEAM BEYOND)
▼第8試合 DEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R
牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)
嘉武士(NJKF健心塾)
▼第7試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
横山大翔(拳心會館)
ゆいら(NJKF健心塾)
▼第6試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R
駿希(BKジム)
丹孔志狼(NJKF心将塾)
▼第5試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R
山﨑天輔(VALIENTE)
香川刻(Blaze)
▼第4試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R
弘樹(Y'ZD GYM)
朝日彗仁(TARGET SHIBUYA)
▼第3試合 DEEP☆KICK-68kg契約 3分3R
増田拓英(BKジム)
榎木友星(ビンチェレあべの)
▼第2試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
由知(TeamFreeStyle)
小野祥平(TARGET SHIBUYA)
▼第1試合 DEEP☆KICK-46kg契約 2分3R
桃花・シンデレラ(山口道場)
Sero(NJKF健心塾)
〈オープニングイベント〉
NEXT☆LEVEL提供試合
▼OP第4試合 -63kg契約 1分30秒2R
笹倉孝幸(02GYM)
中谷貴巳(HAWK GYM)
▼OP第3試合 -45kg契約 1分30秒2R
柚山祇大(魁塾 中川道場)
中村可夢偉(HAWK GYM)
▼OP第2試合 -43kg契約 1分30秒2R
岩田陣夢(TEPPEN GYM 大阪)
竹腰怜央(KING LEO)
▼OP第1試合 -55kg契約 1分30秒2R
酒井夢来(GOD BLESS GYM)
矢野晃聖(NJKF健心塾)
DEEP☆KICK 72
2024年12月8日(日)
泉大津市・テクスピア大阪
OPEN 12:00 / START 12:15
〈会場アクセス〉
〒595-0025 大阪府泉大津市旭町22-45
〈チケット〉
VIP席(指定席) ¥15,000
S席(指定席) ¥8,000
1階A席(指定席) ¥7,000
2階A席(指定席) ¥6,000
スタンディング ¥5,000
※当日券は¥1,000UP
〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
または出場選手および所属ジム
〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
https://www.deep-kick.com
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