6月22日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 74』の第1弾対戦カードとして、2月より開催されているDEEP☆KICK初の女子ベルトを懸けた戦いDEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメントの決勝戦に加え、DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメントの開催などが発表された。
まずは前述の通り、昨年12月にDEEP☆KICK初の女子ベルトの新設が発表され2月より8人で行われていたDEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメントもいよいよ決勝戦、初代王座決定戦が開催。初代王者の椅子を競うはAブロックを制した百花(魁塾)とBブロックを制した桃花・シンデレラ(山口道場)の2人の”ももか”による対決で行われる。
百花は元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・元JEWELSキック47kgワンデイトーナメント王者のタイトル戴冠歴がありプロ戦績は51戦26勝22敗3分1KOと今トーナメント出場者の中ではもちろん女子格闘技界でもトップクラスの戦歴を持つ確かな実力者。2月より始まった同トーナメントではAブロック準決勝で上田樹那(山口道場)、準決勝では花田麻衣(GROUND CORE)と対戦予定だったが花田の怪我による欠場で急遽、山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)との対戦となるも、持ち前の回転が速くバリエーションが豊富なパンチ連打を軸に2試合ともに危なげない勝利を見せつけ決勝進出を決めた。そして迎える王座決定戦、関西を代表する選手として長く活躍してきた百花が地元大阪で自身3度目のタイトル戴冠を果たせるか。
対するは桃花、昨年12月にプロデビューしたばかりで現在プロ戦績は負けなしの3戦3勝1KO、威力抜群の左ストレートを武器にルーキーながらも今大会の優勝候補と噂されるほどの実力を秘める期待のニューカマー。昨年12月のプロデビュー戦ではSero(NJKF健心塾)を相手に1RTKO勝利と鮮烈なプロデビューを飾ると2月より始まった同トーナメントではBブロック準決勝で山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)、決勝ではベテランファイターの坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦、前評判以上の実力を見せつけ圧巻の実力で決勝まで勝ち上がってきた。そして迎える王座決定戦、プロデビュー半年という異例の速さで無敗のまま王座戴冠というシンデレラ伝説を打ち立てることが出来るか。
先の4月、互いに決勝進出を決めた際、百花が「(桃花の)勢いを止めて無敗を潰します、DEEP☆KICKの王者は最強なんだぞって証明できるように私がベルトを絶対に巻く」と語ると、桃花は「本当の”ももか”は私やっていうのを証明したいと思います、QUEENになるのは私です」とこちらも強気の発言を残した。プロ50戦越えの戦歴を誇るベテラン・百花と、プロデビュー半年ながらも無傷の3連勝で勢いに乗る桃花という対極の戦歴を持つ両者だがその実力は疑うまでもない。果たして”ももか”対決を制し、DEEP☆KICK初の女子王者として名乗りを上げるのはどちらだ。DEEP☆KICKの過去に類を見ないほどの熱い女子同士の激闘となることに是非期待してほしい。
続くは3月、当時行われていた-57.5kg王座決定トーナメントを連続KO勝利で制しDEEP☆KICK-57.5kg第5代王者に輝いた牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)がベルト返上を表明、続く第6代王者を決めるトーナメントが早くも開催決定。出場するのは同級2位の嘉武士(NJKF健心塾) vs 同級4位の安部宏聖(EX ARES)、
同級3位の細濱辰(TEAM MMK) vs 同級8位の荒川ルシファー大夢(NJKF心将塾)の4名2試合が発表された。
まずは嘉武士、プロ戦績は11戦6勝4敗1分2KOを誇り常に前に前にと圧をかけながら堅実なテクニックで試合を支配する確かな実力者。DEEP☆KICKを主戦場に活躍しており、昨年2連勝を収めランキング入りを果たすと前王座決定トーナメントにも出場すると準決勝でその後王者となる牧野と対戦、延長にもつれ込む激闘を見せるも延長ラウンドで無念のTKO負けを喫している。3月には逆ブロックに出場の細濱と対戦するもドローとここ2戦は勝利から遠ざかっている。そして巡ってきた自身2度目となるトーナメント、次こそはベルト奪取まで歩を止めずに突き進むことが出来るか。
対するは安部、アマチュア修斗関西2位の実績を誇る二刀流ファイターでプロ戦績は3戦1勝2敗と昨年の9月にプロデビューしたばかりのルーキー。DEEP☆KICKには2月より行われた前王座決定トーナメント抜擢により初出場を果たすと準決勝で松山瞬(TEAM TEPPEN)と対戦、独特なリズムで圧をかけながら好戦的に打ち合っていったが2Rにダウンを奪われてしまい判定負け、今回が2度目のトーナメント出場となる。前日計量ではショッカーの被り物をして登場すれば入場時には仲間たちとプロレスに似せたショーを魅せるなど"最強最高のエンターテイナー"を目指す安部、次こそは会場を盛り上げながらの勝利を手にすることが出来るか。
続くは細濱、アマチュア時代にはK-1甲子園2023/2024年の西日本トーナメント優勝の戴冠歴を持ちプロ戦績は4戦2勝2分1KOと引き分けはあれど現在負けなし、若さ溢れるファイトを見せる今トーナメント最年少となる17歳ファイター。2023年12月にプロデビューを果たすとHOOST CUPを主戦場に活躍し3月にDEEP☆KICK初出場、逆ブロックに出場の嘉武士と対戦するとパンチを主体に上下の打ち分けや細かいローなど手数の多さを魅せるも結果はドロー、しかし確かな実力と勢いを見せつけ今トーナメントの出場権を獲得した。現役高校生の細濱、果たしてトーナメントを勝ち上がり無敗のまま地元・和歌山県にベルトを持ち帰ることが出来るか。
対する荒川はプロ戦績8戦6勝2敗を誇るキック界の堕天使。リングネームに加え悪魔界3丁目出身など異端なキャラクターを見せる荒川だが実力はホンモノ、2月には第3代KPKBスーパーフェザー級王者であるクレイジーハスキー尚吾(REVOLT)と対戦すると確かな技術と遂行力を見せつけ判定勝利、DEEP☆KICKランキング入りを果たし今トーナメント出場権を獲得した。4月「DEEP HAMAMATSU IMPACT 2025 1st ROUND」では大澤匡弘(STRIKEs GYM)相手に1Rにダウンを奪うとそこからも危なげない試合展開で見事判定勝利と現在4連勝中だ。そして今回が自身初のトーナメント、勢いそのままに悪魔界にベルトを持ち帰ることが出来るか。
以上4名で行われるDEEP☆KICK-57.5kg第6代王者決定トーナメント、堅実なファイター・エンターテイナー・若さ溢れるファイター・堕天使ルシファーと個性あふれる選手たちが集まった。堅実ながらも強い圧で相手を逃がさない嘉武士か、独特なリズムとキャラで会場も試合も盛り上げる安部か、多彩かつアグレッシブなパンチで突っ走る細濱か、リングネームとは裏腹に確かな技術で連勝中の荒川か、次の準決勝を勝利し王座決定戦に進むのは果たして誰だ。4選手によるそれぞれ自身初のベルト奪取を懸けたトーナメントを楽しみにしてほしい。
他にもDEEP☆KICK-51kg契約にて先日行われた「DEEP☆KICK ZERO 21」にてプロ初勝利を飾り続けて2連勝を狙う由知(TeamFreeStyle) vs 3月にプロデビュー戦で勝利を飾り続いてこちらも2連勝を狙う林功太郎(山口道場)と次のランキング入りを狙う1戦も発表された。
早くも6月ながら2025年7回目の興行と今年も高頻度で大会を開催しているDEEP☆KICK。4月18日には「RISE 187 公式計量・記者会見」にて、RISEクリエーション株式会社 伊藤隆代表、DEEP☆KICK実行委員会 林裕人実行委員長より8月31日(日)、DEEP☆KICKの聖地であるテクスピア大阪にて「RISE EVOL OSAKA」の開催も発表など、関西を中心に更なるキックボクシング界の活性を図れるか。DEEP☆KICK初の女子ベルトを懸けたDEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定戦を始め今大会も激闘必至のカードが期待される『DEEP☆KICK 74』の続報に注目してほしい。
〈対戦カード〉
▼DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント決勝 2分3R 延長1R
百花(魁塾)
桃花・シンデレラ(山口道場)
▼DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
嘉武士(NJKF健心塾)
安部宏聖(EX ARES)
▼DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
細濱辰(TEAM MMK)
荒川ルシファー大夢(NJKF心将塾)
▼DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R
由知(TeamFreeStyle)
林功太郎(山口道場)
DEEP☆KICK 74
2025年6月22日(日)
泉大津市・テクスピア大阪
OPEN 12:30 / START 13:00
〈会場アクセス〉
〒595-0025 大阪府泉大津市旭町22-45
〈チケット〉
-全席完売-
※当日券の販売もございません
〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
または出場選手および所属ジム
〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
https://www.deep-kick.com
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