12月14日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われる2025年最後の大会『DEEP☆KICK 76』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-53kg/65kgの2階級におけるタイトルマッチの開催が決定、他数戦が発表された。
まずはDEEP☆KICK-53kg、3月にDEEP☆KICK-53kg第7代王者に輝いた棚澤大空(TEAM TEPPEN)の初防衛戦に挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきた中田史斗(究道会館)が挑む。
両者は今年2月、前王座決定トーナメント準決勝で対戦経験があり、その際は棚澤が判定勝利を収めそのまま3月に王座戴冠を果たしている。
まずは棚澤、昨年4月のプロデビューから連勝を止めることなくプロ戦績は10戦10勝3KOと無敗、今キックボクシング界でも注目度が高い勢いに乗っているファイターだ。DEEP☆KICKでは2月より始まった前王座決定トーナメントに出場を果たし準決勝では前述の通り中田に判定勝利、3月の決勝戦では山田貴紀(山口道場)と対戦、ひと際ハイレベルな1戦は延長にもつれ込む激闘となり延長もスプリット判定になるも棚澤が判定勝利を奪い、王座戴冠を達成した。その後はRISEに出場を果たすと5月「RISE188」で末國龍汰(フリー)を2RKOで破りインパクトを残すと、8月「RISE191」では1dayトーナメントである200万総取りトーナメント GACHI!!に出場しこれを優勝。先日の11月1日「RISE WORLD SERIES 2025 FINAL」には第4代RISEフライ級王座決定トーナメントに出場、第2代RISEフライ級王者である数島大陸(及川道場)と対戦しここでも判定勝利、無敗のまま時期RISEフライ級王座決定戦進出を決めている。RISEで次々と大物食いを果たしている棚澤、そして迎える初の防衛戦、あくまで連勝街道の通過点と言わんばかりの実力を見せつけられるか。
対するは中田、プロ戦績は12戦7勝4敗1NC5KOを誇りバチバチの打ち合いを常に披露しながらKO勝利をもぎ取る激闘家。DEEP☆KICKでは過去に3度のトーナメント出場経験があり、2023年12月より始まった1度目の王座決定トーナメントでは決勝に駒を進めるも王座決定戦でKING剛(ROYAL KINGS)にTKO負け、初のベルト挑戦では涙を飲んだ。続く今年2月より始まった2度目の王座決定トーナメントでは前述の通り準決勝で棚澤に判定負け。そして7月より始まった挑戦者決定トーナメントでは準決勝で愛瑠斗(RAUSU GYM)に判定勝利、そして9月の決勝では大輝(DK9)を相手に1R2分49秒でTKO勝利を収めトーナメント制覇、念願の棚澤へのリベンジ、そして王座挑戦権を獲得した。10月11日には「SHOOT BOXING 2025 act.5」に出場、SB日本スーパーバンタム級1位の笠原直希(シーザージム)と対戦も判定負けを喫している。そして迎える2度目の王座挑戦、次こそはリベンジ、そして王座奪取を果たすことが出来るか。
前戦では棚澤に軍配が上がるも緊張感溢れる試合展開となっただけに2度目の対戦にも期待大だ。棚澤が無敗王者の力を存分に見せつけるか、中田がリベンジ達成の雄たけびを上げるか、10か月ぶりに再び向かい合う両者の熱い激闘に注目だ。
続くはDEEP☆KICK-65kg、昨年12月にDEEP☆KICK-65kg第6代王者に輝いたTETSU(月心会チーム侍)の初防衛戦として、9月の挑戦者決定戦を制した大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)が激突する。
TETSUはプロ戦績24戦17勝7敗5KOを誇り、空手をバックボーンにスピード感溢れるアグレッシブな攻めが魅力的なファイター。DEEP☆KICKでは昨年2月より始まった前々挑戦者決定トーナメントに選出されると準決勝では久保田有哉(TARGET)を相手に1RTKO勝利を収め決勝進出、決勝では練習仲間でもあった古宮晴(昇龍會)とのK-1ファイター対決となり激戦となるも判定負け、ベルト挑戦目前で涙を飲んだ。そして昨年7月には階級を上げ当時同級3位であった田邉雅弥(Blaze)と対戦し判定勝利、ここでランキング上位入りを果たすと昨年12月に同級王座決定戦に選出され、吉瀧光(KING LEO)を相手に3RTKO勝利で涙のベルト戴冠を達成した。その後はRISE、PRO-KARATEDO達人、BreakingDownなど様々な舞台で活躍中。11月1日には「BreakingDown 17.5」にてKROSS×OVERスーパーライト級王者であるゴングマン(トイカツ道場)からダウンを奪い判定勝利を収めている。勢いは上々、自身初となる防衛戦でもいかんなくその実力を発揮することが出来るか。
対するは大前、プロ戦績は15戦10勝5敗を誇りキックボクサーと理学療法士という2つの顔を持つ身体のプロフェッショナル、3R通じてクレバーに試合を支配する試合巧者だ。DEEP☆KICKでは過去にはタイトルマッチ経験もあり2022年6月、当時行われた挑戦者決定トーナメントを制し当時-60kg王者の大樹(HAWK GYM)にタイトルマッチに挑戦となるも無念の判定負けを喫している。その後は連敗を喫するなど苦しい時期が続き一時はキックボクシングから遠ざかるも9月、階級を2つ上げ同級挑戦者決定戦にて復帰を果たすと戦う郵便局員・大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)と対戦。試合は2Rに大前が2度、大野1度ダウンを奪い合うという壮絶な試合になるも激闘の末に大前が判定勝利、今までのクレバーな戦いとは一味も二味も違う荒々しく倒しに向かうファイトスタイルを見せつけ自身2度目となるタイトルマッチ挑戦権を掴み取った。そして迎える2度目のタイトルマッチ挑戦、プロデビューから驚異の7連勝も2022年のタイトルマッチ後は連敗と酸いも甘いも味わった大前が悲願のベルト奪取達成となるか。
アグレッシブな攻勢で勝利をもぎ取るTETSU、クレバーな戦いに倒しに行く荒々しさが加わった大前と-65kgタイトルマッチは中量級ならではの迫力満点のぶつかり合いになる事は間違いない。果たして、試合の後にベルトを腰に勝ち名乗りを上げているのはどちらだ。
他にも将来有望な若手ファイター対決2戦が発表。DEEP☆KICK-51kg契約にて4月にプロデビュー、7月には同級現王者に判定負けも高い技術を見せつけた泰生(NJKF誠輪ジム) vs こちらは6月にプロデビュー、2戦1勝1敗とここで勝ち越しを狙う小野田琉己(teamBonds)。
DEEP☆KICK-57.5kg契約にて福岡県からの刺客・虎太郎(江口道場) vs プロ初勝利を狙う加古大晴(teamBonds)の2戦が決定した。
またアマチュアファイトではAssessmentMatch、ヘッドギア無し・レッグガード(すねパッド)無しの1戦として金城壮志(魁塾) vs 吉川聖優(G.O.D)の1戦も発表された。
また先に発表されている通り、昨年に引き続き今年も2025年を最も盛り上げた選手・ジムに贈られる年間表彰式「DEEP☆KICK YEAR AWARDS」も今大会である『DEEP☆KICK 76』で執り行われる。
期間は2024年10月『DEEP☆KICK ZERO 16/17』から2025年9月『DEEP☆KICK 75』までの13大会、実施される表彰内容は
◎最優秀選手賞
◎優秀選手賞
◎敢闘賞(スポンサー賞)
◎殊勲賞(スポンサー賞)
◎新人賞
◎ベストバウト賞
◎入場パフォーマンス賞
◎最優秀ジム賞
の全8部門が決定している。
投票応募期間は10月25日(土)から11月24日(月/祝)まで、投票がお済みでない方は是非参加してほしい。
2025年も13大会が開催、そして年内最後14大会目となる『DEEP☆KICK 76』。2025年も数々の名勝負、そして王者を輩出してきたDEEP☆KICKの1年の締めとなる『DEEP☆KICK 76』の続報にも是非注目してほしい。
〈対戦カード〉
▼DEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ 3分3R
棚澤大空(TEAM TEPPEN)
中田史斗(究道会館)
▼DEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ 3分3R
TETSU(月心会チーム侍)
大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)
▼DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R
泰生(NJKF誠輪ジム)
小野田琉己(teamBonds)
▼DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R
虎太郎(江口道場)
加古大晴(teamBonds)
〈オープニングイベント〉
▼AssessmentMatch-60kg契約 1分30秒3R
金城壮志(魁塾)
吉川聖優(G.O.D)
DEEP☆KICK 76
2025年12月14日(日)
泉大津市・テクスピア大阪
OPEN 12:00 / START 12:30
〈会場アクセス〉
〒595-0025 大阪府泉大津市旭町22-45
〈チケット〉
VIP席(指定席) ¥15,000
S席(指定席) ¥8,000
1階A席(指定席) ¥7,000
2階A席(指定席) ¥6,000
スタンディング ¥5,000
※当日券は¥1,000UP
〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
または出場選手および所属ジム
〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
https://www.deep-kick.com
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